
先日、思い立ってレザートートバッグを靴墨で染めてみましたが、(←これもあまりオススメできません)あまり出来がよくなかったので、次は別の方法で染めてみようと思いまして、何かいいかな~と思っていたところ、ふと「紅茶でそめてみよう」と思い立ちまして。
ええ、「思い立ったが吉日」を座右の銘にしているものですから即キッチンへ。
余談ですが、パッとひらめいたことは何もかもをほっといてやってしまうところがありまして、はい。
これによりだいたい9割は上手くいき、その経験で生きてきているのでやめられないのです。
さて、以前コーヒーでTシャツを染めたことがありました。あいにくコーヒーをきらしていたので、なら紅茶ならどうだろうかと、思ってしまった訳です。
これが、この後とてつもなく後悔することになるとは。。。
まずは、Tシャツを煮た時とおなじ方法で、水を深めの鍋にいれ、紅茶のTバッグを5~6個いれました。
紅茶で「草木染」ぽい仕上がりをイメージしてたんですよね~。
濃いめの染めたいので、適当な数でしたけど、それを火にかけ、紅茶を煮だしていきます。
濃い紅茶がでたら火をとめて、レザートートバッグを投入!
なるべく色むらができないように~と思い、上下を入れ替えたりしながら、30分ぐらいは漬けたと思います。
そして、途中。ん?なんか持ちてがおかしい。。。曲がってる。嫌な予感。
よーくみると、革が変形してきたではないいですか!!
ヤバい、これは失敗したかも。
はい、その通り。
熱に反応して革が反れかえってしまいました。。。
まあね、人間の皮もやけどしたら縮みますしね、よく考えれば熱に弱いってことはわかる人はわかるんでしょうけどね。。。
また、トート本体の鍋の底にあたっていた部分が黒く、さらに固くなってしまった。。。
ま、とりあえず乾燥させようとおもって、洗濯機でかるく脱水をし、
そのまま部屋干ししました。
2・3日して、ほぼ乾いたと思ったら、
なんと、持ちてだけじゃなく、本体の革もカッチカチになってしまいました。。。
しかもサイズもかなり縮んでるるるるる。。。。
本来はとても柔らかく、くた~とした革だったんですが、自立できるほどの硬さになってしまいました。
革は熱を加えることだけでなく、水にぬれると縮む → 硬くなるという性質のようで、
持ちては、するめいかよりも固く、瓦せんべいみたいなってしまいました。。。
とにかく硬くて、肩から下げられるようなもんじゃない。
Q:革は熱に強い?
A:革は耐熱温度以上の熱が入ると、硬化や変形する性質を持っていて、一度変形すると元には戻らない。この変形をしない耐熱温度は乾燥状態で120℃程度といわれる。しかしこれは革が含む水分によって大きく変わり、水にぬれるとこの温度が下がる。なめし方法にもよるが60〜100℃程度で急激に縮んでしまう。出典:TIME & EFFORT 革の基礎知識科学的に革を試験してみよう http://timeandeffort.jlia.or.jp/column/basic/17_1.html
はい、ご臨終・・・
やる前にちゃんと調べればわかることなんですが、今回は何の躊躇もなくやってしまったという「特例」です。
いつもは9割うまくいきます。
これはもうバッグという用途では使えないことが決定。
いやしかし、でもこの硬さを生かしてインテリアに使えないかしら?と次なる妄想にうつるのでした。
あきらめが悪いのも私の長所でしてね。はい。
プランターカバーにはリメイクできそう。
ということで、今回のやってはいけないシリーズ、いかがでしたでしょうか?
これがシリーズ化する予定?! 今後も要ちぇけらー。
教訓
「思い立ったら1度ネットで調べてからやろう」